ミネラルファンデーションに含まれる天然鉱物の割合は、こんなに違う



ミネラルファンデーションと名前がついていれば、使われている原料鉱物は大きく変わらないであろうと、思ってしまう。実際は、ミネラルファンデーションと名前がついていても使用原料の種類は、かなり多岐に渡る。

そのミネラルファンデーション、原料は本当に天然鉱物?

ミネラルファンデーションとは

ここで掲載しているミネラルコスメ3ブランドのファンデーションの成分を確認する前に、ドラックコスメの代表格メイベリンのミネラルファンデーションを例にとって”ミネラルコスメ”というネーミングの曖昧さをみていきたい。

 

メイベリンのミネラルファンデーションの成分は本当にミネラル100%なのか

CMを見たときに、ケミカルコスメの印象が強いメイベリンまでもミネラルファンデーションを出すなんて!と驚いた。そして、製品情報には『100%ミネラル成分で健康的なつや肌へ』と記載がある。キャッチフレーズを鵜呑みにしてメイベリンのミネラルファンデーションの成分は100%ミネラル成分なんだ!と思ってしまいそうだった。

メイベリンのミネラルファンデーション
メイベリンミネラルファンデーション1
キャッチコピー:肌の優しさにこだわって成分を厳選。敏感肌にも使える自然派ミネラルファンデーション (メイベリンHPより)

自然・ミネラルを強調している
メイベリンの最新ミネラルパウダーはこちら

 

そこで、メイベリンのピュアミネラルパウダーファンデーションの原材料は、本当に天然鉱物でできているのか、確認してみることにした。

表の最左が、使用されている原材料が天然鉱物か否かを表している。○:天然鉱物 ×:天然鉱物以外の化学原材料など

メイベリン ピュアミネラルパウダー ファンデーションの原料
天然鉱物 or not 成分名 成分の概要
酸化亜鉛 亜鉛を熱で酸化、または炭酸亜鉛を熱分解して製造。
酸化チタン ルチルやチタン鉄鉱の主成分。
酸化鉄 鉄を酸化させて製造。
タルク 滑石という柔らかい結晶性鉱物物を粉末にしたもの。
× 窒化ホウ素 合成セラミック。ホウ素および尿素の混合物を過熱合成して作る。カバー力や滑り明るさのコントロールをよくするために入れられる微粉末粒子。ナノ粒子。
× カルナウパウロ 南米に生育するカルナウバロウヤシの葉、および葉柄から得られる淡黄色~淡褐色の植物性のワックス。鉱物ではない。
× ジメチコン シリコンオイルの代表格。合成ポリマー(合成ポリマーは合成樹脂・合成ゴム・合成セルロースのこと)。
× セチルジメチコン シリコンオイルの一種。合成ポリマー。
× トリメチルシロキケイ酸 合成ポリマー
× クエン酸トリイソセチル クエン酸とイソセチルアルコールの化学合成物質。
× アロエベラ液汁 天然加工物。鉱物ではない。
× トコフェロール ビタミンEのこと。酸化防止剤の用途で使われることが多い。
× オキシ塩化ビスマス 鉛と銅の精製過程で出る副産物ビスマスとクロライド(塩素複合物)を水と結合させて得る物質である。
メイベリンのミネラルパウダーの原材料13成分のうち
天然鉱物に分類される原料はたった4つのみ!

 

ここで確認しておきたいのは、各々の原料の善し悪しではなく、100%ミネラル成分とうたっている製品でも、中身をみると100%ミネラル成分とはかけ離れた成分表示であることだ。

 

さらに、メイベリンのピュアミネラルパウダーファンデーションの商品説明では、”100%ミネラル成分でできた「マイクロミネラル ピグメント」を使用”という独特な言葉が使われている。これは、かなり専門的な言葉かメイベリンの造語だと思われる。何を指しているのかすぐには理解しがたい。

 

当サイトで選んでいるミネラルコスメの原料と比べてみよう

メイベリンのミネラルファンデーションには”100%ミネラル成分”と表示しているものの、原材料13種のうち31%にあたる4種しか天然鉱物ではなかった※。そして、ミネラルコスメは全てノンケミカルコスメだと思いがちだが、化学物質も原料に含まれていた。

(※ミネラル100%と表示するにあたり規制がないのだと思われるが、ミネラル100%かどうかは、商品概要をごく普通にみるだけではすぐには判断できないのが通常)

次に、当サイトで選び抜いた石けんで落とせるミネラルコスメの代表格3ブランド『ヴァントルテ』『エトヴォス』『オンリーミネラル』の成分を確認してみよう。そうすれば、ミネラルコスメと一言にいっても、様々な原材料のものが存在するのが分かるだろう。

 

安心して使えるミネラルコスメ3ブランド
ファンデーションの原材料例
ミネラルコスメブランド / 人気ファンデーション ミネラルファンデーションの成分
【ヴァントルテ】ミネラルシルクファンデーション マイカ、酸化亜鉛、酸化チタン、シリカ、シルク、水酸化AI、酸化鉄
【エトヴォス】ディアミネラルファンデーション マイカ・シリカ・酸化亜鉛・ステアリン酸・酸化チタン・水酸化Al・酸化鉄
【オンリーミネラル】ミネラルファンデーション マイカ、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛 、酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、グリセリル、ホホバ油

※原材料名の並び順は各製品成分表示のまま

この3ブランドについて、ミネラルファンデーションに使われている原材料の種類が、そもそも少ないことに気づく。そして、その中身は、天然成分100%であり、そのうち天然鉱物が占める割合は57〜83%となっている。

厳選3ブランドの原料は天然成分100%、天然鉱物57〜83%。

 

オンリーミネラルは保湿成分としてグリセリル・ホホバ油が入っているのが、etvosやヴァントルテと異なっている点。だが、ホホバ油は植物の種子から搾取した油であり、天然原料の代表格。グリセリルも同様天然鉱物に分類されない、天然原料だ。

 

3ブランド『ヴァントルテ』『エトヴォス』『オンリーミネラル』に含まれる成分の有無を一覧で比較してみてみよう。

石けんで落とせるミネラルコスメ 3ブランドの成分一覧表
V:ヴァントルテ  E:エトヴォス On:オンリーミネラル
天然鉱物名 V E On 成分の特徴 役割
酸化亜鉛 亜鉛を熱で酸化、または炭酸亜鉛を熱分解して製造  紫外線カット効果(白色顔料の紫外線散乱)。消炎作用や収れん作用。
酸化チタン ルチルやチタン鉄鉱の主成分。酸化により、化合物の状態が安定しやすくなる。 紫外線カット効果(白色顔料の紫外線散乱)。白色顔料の紫外線散乱は、紫外線吸収剤よりも肌に優しい。"
シリカ ケイ素、珪素とも。鉱物。水に溶けた状態で人の体内にも存在。 自然の美肌成分。肌のハリや弾力の元であるコラーゲンの再生・構築・補強・維持を助ける。近年注目の成分。
シルク 絹。シルクを構成する天然のタンパク質成分「セリシン」は、人間の肌に近い性質を持つ。セリシンのアミノ酸組成は人のお肌の天然保湿成分(NMF)とよく似ている。 コラーゲンに勝るほどの水分キープ力。高い保湿力。肌なじみの良さ。ビタミンCとならぶ抗酸化成分をもつ。紫外線カットを行い、。セリシンは紫外線を吸収しながら、さらにその抗酸化作用によってメラニン色素にも働きかける。
水酸化AI(アルミニウム) ギブス石に存在する成分。 紫外線錯乱剤である酸化チタンや酸化亜鉛は、紫外線にあたると活性酸素が発生するため、水酸化AI(アルミニウム)で酸化チタンや酸化亜鉛をコーティングしている。
酸化鉄 鉄を酸化させて製造。古くから使用されている成分で、毒性もない。; 天然顔料としてファンデーションの色味を調整する。
ステアリン酸 シアバターなどの主成分。 動物性・植物性脂肪で最も多く含まれる高級飽和脂肪酸で、抗酸化作用を持つ。酸化チタンのコーティングとしても使用。
グリセリル 通常は〜酸グリセリルなどで表示される  保湿成分
ホホバ油 ホホバの種子から搾ったオイル 保湿成分
全成分数 6 6 7
天然成分割合 100% 100% 100%
天然鉱物割合 83% 83% 57%

※成分参考ファンデーション
・ヴァントルテ:ミネラルシルクファンデーション
・エトヴォス:ディアミネラルファンデーション
・オンリーミネラル:オンリーミネラルファンデーション
※天然鉱物の割合 = 天然鉱物の原料数 ÷ 総原料数

 

 

石けんで落とせるミネラルコスメの代表格3ブランド『ヴァントルテ』『エトヴォス』『オンリーミネラル』の成分は基本的に似ているが、オンリーミネラルのみ天然成分の保湿剤を2種加えている事で天然鉱物の割合が57%と低くなっている。

 

『ヴァントルテ』『エトヴォス』は天然鉱物の割合が83%、6種類の原料のうちたった1種類だけ天然鉱物以外の天然原料を使っている。

 

確かに、83%と比較すると『オンリーミネラル』の数値57%は低く感じるが、各ブランドは原料の分量については公表しておらず、オンリーミネラルに含まれる天然鉱物以外の天然成分グリセリル・ホホバ油は成分表示の末尾に書かれていることからも57%という数値以上に天然鉱物の割合が高い可能性が強い。

 

 

3ブランドの特徴成分からみるミネラルファンデーションの違い
ブランド 特徴成分 ミネラルファンデーションの特徴
ヴァントルテ シルク  ■ シルク入化粧品なども発売されているようにシルクは近年注目されている成分。 ■ 天然成分でありながら、人間の肌にもつ天然保湿成分(NMF)と同じ成分がシルクに含まれている点は魅力的。 ■ ヴァントルテは、なめらかさがあるパウダー。
エトヴォス マイカ  ■ エトヴォスは最もシンプルで特徴的な美容成分は含まれていない。徹底的に肌に優しいのはこのためだ。 ■ エトヴォスで使用している”マイカ”は、精製度合いが高い。 ■ マイカに含まれる不純物が少ないことで、肌にのせてから時間が経ち皮脂を含んでも変色する事なく、くすみのない肌色のキープを可能にしている。
オンリーミネラル グリセリル、ホホバ油   ■ 天然鉱物ではない天然保湿成分を原材料として使っているので、ヴァントルテやエトヴォスと比較すると天然鉱物の割合はおちる。 ■ ホホバ油は、天然オイル。人の皮脂に近い脂質のため安全性は高い。 ■ グリセリルについては、成分名に ”グリセリル” とだけ書かれることは少ない。〜酸グリセリル、トリグリセリル、などの表記が一般的な為グリセリルについては曖昧さが残る。

 

ミネラルコスメ代表ブランドとメイベリンとの圧倒的な成分の違い

当サイトで厳選したミネラルコスメのブランド、エトヴォス・ヴァントルテ・オンリーミネラルの3ブランドについての原材料を確認してきた。この記事の冒頭で、メイベリンのミネラルファンデーションの原材料をみたように、ミネラル100%といっても蓋をあけてみれば天然鉱物原料は少ししか使われていないこともある。天然鉱物の割合が低いばかりか、天然鉱物以外の原料に化学物質が使われていることも多くある。

このミネラルファンデーションなら
お肌に優しいと自信をもっていえるものを

ミネラルコスメのヴァントルテ

これは、ヴァントルテのミネラルファンデの特徴の1つ

それに対して、『ヴァントルテ』『エトヴォス』『オンリーミネラル』は、大前提として天然原料100%。そのうち天然鉱物が57%〜83%。ナチュラルコスメ・ノンケミカルコスメと真の意味でいえるのは、これらのブランドではないだろうか。

ミネラルファンデーション厳選3ブランドの各初回限定セット

オンリーミネラルの初回限定セットは、薬用美白ミネラルファンデーションとなっている。オンリーミネラルの中で最もベーシックなミネラルファンデーションは、初回限定セットが用意されておらず、基本的に単品購入となる。この記事ででてきた、オンリーミネラルのロングセラー人気のミネラルファンデーションは、こちら

 


▼迷ったとき、なぜミネラルコスメを選ぶようになったのか?ともう一度考えてみた

今回例としてあげたメイベリンのミネラルファンデーションが悪いわけではない。ただ、本当にミネラルコスメを使用したいなら、ミネラル100%という表記は、食べ物における無添加・オーガニックという表示と似ており、曖昧なルールの中での表示となっていることを知っておく必要がある。

ミネラルコスメのヴァントルテ

自分がわざわざケミカルコスメからミネラルコスメへ変えたのは、肌への優しさが欲しかったからだ。肌の負担軽減。それが、長い目でみて肌力のアップへとつながると考えた。だから、より本当の意味でのミネラルコスメを使いたいし、そうでなければケミカルコスメを使ったって一緒だとさえ思う。

石けんで落とせるミネラルコスメの代表格3ブランド『ヴァントルテ』『エトヴォス』『オンリーミネラル』のうち、よりシンプルで肌にやさしいミネラルファンデーションは、天然原料100%うち天然鉱物83%含有の『ヴァントルテ』『エトヴォス』だ。『オンリーミネラル』はファンデーションのカラーバリエーションが豊富なので、グリセリル・ホホバ油に抵抗がなければ、選んでも良いものだ。

 


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